NBAグリズリーズの河村勇輝（23）が27日（日本時間28日）の本拠地ピストンズ戦にベンチ入り。最終クオーターに途中出場し、2戦連続出場となった。

　25日（同26日）の本拠地ブレイザーズ戦では、ファンから“We want YUKI”（ユウキを出せ！）の大合唱が起こる中で最終クオーターに途中出場。1アシストをマーク。Gリーグ3戦目となった26日（同27日）のオクラホマシティー・ブルー戦で先発出場すると“絶品”ノールックパスを含めて9アシストをマークしたが、FGは8本全て失敗で得点はフリースローの4得点のみに終わった。

　試合後にはグリズリーズの中国版ツイッター「微博（ウェイボ）」の動画で「GリーグやNBAのアメリカンバスケットボールには慣れてきた。ただ、シュート、パスといった全てのスキルを改善する必要があると思っている。自分のプレーにがっかりすることもあるけどヘッドアップしてやり続けるしかない」と今後への課題を挙げていた。

　この日もベンチ入り。大量リードしていた最終クオーター残り9分、2戦連続でファンから自然現象で“We want YUKI”（ユウキを出せ！）の大合唱が起こった。残り3分46秒にこの試合出場してなかったジョン・コンチャーが途中出場。ロースターで唯一出場機会がない河村を見たいファンは“We want YUKI”に加えてブーイングまで起こしていた。

　残り3分14秒から途中出場すると大歓声が起こった。残り33秒でドライブインからフェイダウェイシュートを決めた。

　チームは“エース”ジャ・モラントがヒザのケガで欠場する中で、マーカス・スマートがチーム最多25得点をマークするなど今季初の4連勝を飾った。

　グリズリーズの次戦は30日（同12月1日）の本拠地ペリカンズ戦。そして下部組織メンフィス・ハッスルも29日（同30日深夜）にバーミングハム・スクアドロンとの試合を控える。河村の出場にも期待がかかる。

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